総合整体FUJIの藤原です。
本日のテーマは
便秘と脳
発達にお悩みのあるお子さんで便通の良くない方が散見されます。
たいてい、病院へ行くと便が出やすくなる薬を処方されると思います。
もちろん、凄く効果がある方もいらっしゃると思いますが
あまり効果がないという方もいます。
また、薬を飲むと数日に一回下痢のような感じで出るという方も・・・
なにわともあれ
薬と相性の良くないお子さんがいらっしゃいます。
そういったお子さんに共通していることが多いのは
恐怖麻痺反射の残存である事が多いです。→インスタリンク
恐怖麻痺反射とは
胎児期に母体や自身がストレスを感じた際に身体を守るためのいわゆる防御性の反射です。
自分で意図的に身体を守る術がない胎児には必須の反射です。
生まれてからは
自我が育つのでこういった自動防御スイッチは要らなくなり、恐怖麻痺反射は消えてしまいます。
しかし、様々な要因にて生まれた後も
恐怖麻痺反射が残ったまま
になっているお子さんがいます。
この反射が残っていると
交感神経が高ぶった状態でいることが多くなってしまい、腸の動きが鈍くなります。
交感神経は簡単に言うと、
「戦いの神経」

戦っている時は、筋肉に血流を多くながしてたくさん働いて欲しいですよね。
戦闘中に内臓が活発で空腹を感じてたり、トイレいきたいなぁとか思ってると負けてしまいますから。
つまり
交感神経が高ぶっていると便通は止まるわけです。
大人でも仕事のストレスが激しかったり、緊張の強いられる場面が多いと便通が悪くなるのはそういうことです。
ただ大人の場合は、
仕事が落ち着いたり、リラックスできる環境に身を置くことで
勝手に副交感神経(リラックスの神経)が優位になるので
また便通が良くなりますが
恐怖麻痺反射が残存しているお子さんの場合は、そうはいきません。
なぜなら恐怖麻痺反射は交感神経を過剰に働かせてしまうため、、、
リラックスしたくても無意識に身体は緊張状態を維持させてしまいます。
こうなると、薬で便を出そうとしても、肝心の脳が戦闘状態なのでなかなか出てくれません。
基本的に下剤※は、腸に影響を及ぼすことを目的にするため
本来狙うべき対象(脳)がこの場合異なるため効果が現れないと考えています。
※種類によっては、腸に繋がる副交感神経を刺激するものがありますが、効きすぎたりすると副作用もある
以上のことから、
恐怖麻痺反射残存タイプの便秘には
やはり恐怖麻痺反射、つまり脳へのアプローチを行ったほうが、効率的だと個人的な経験も踏まえて感じております。
発酵食品やサプリなど食べ物を拘っても
医療薬を飲んでも
便通がうまくいかないお子さん
環境の変化に弱い
過剰な人見知り・怖がり
一人になることを異様に怖がる
様々な刺激に過敏
出産時に吸引分娩・心拍異常・窒息などトラブルがあった
などに当てはまる方は、原始反射の残存が便通に影響を及ぼしているかもしれません。
総合整体FUJIでは
といったお子さんの成長を促進する施術から
ロルフィングという
身体の不調を調える施術などを行っております。
注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です
外部リンク