総合整体FUJIの藤原です。
今日のテーマは
偏食のお子さんはなぜ白色の食べ物を好むのか??
自閉症や発達障がい傾向のあるお子さんに多い偏食
このタイプの多くの方には、共通することがあります。
それは白色の物(ベージュ系も)を好む傾向があるということ。
なぜなのでしょう?
またどうすれば様々な色の食べ物を食べてくれるようになるのでしょうか?
まずは、なぜかについて
人間にも野性的な感覚は幾分か残っています。
その野性的な感覚により、人は生き残るために防御機能を働かせます。
当たり前ですが、毒があるような物は食べるのを避けないといけません。
例えば、カラフルなキノコがあったとするなら進んで食べようとは思わないですよね。
もちろん、カラフルでも食べれる食物はあるとは思いますが、野性的な感覚で危険を察知することで生存確率を上げようとする選択を我々は無意識に行います。
それが子供になれば尚更です。なぜなら、彼(彼女)達は大人より本能的・野性的であるからです。
つまり、子供は野性的な感覚を用いて安全なものを食す傾向にあるのです。
かつ、白色やベージュ系の色は野生的な感覚において安全という認識になり、反対に
緑色の食べ物は、安全ではないという認識になる傾向にあります。
ゆえに、同じ色のものばかり食べる、他の色のものは食べないという偏った食生活になってしまいます。
偏食のお子さんが好む食べ物
白米
パン
チーズ
チキンナゲット、唐揚げ
ポップコーン
フライドポテト
シリアル
マカロニ
牛乳
などなど偏食のお子さんが、好むものの多くが白色系、ベージュ茶色系であることがわかります。
では、なぜ同じ子供でも好き嫌いの程度に大きな差が現れるのでしょうか?
基本的に子供は好き嫌いをするものですが
過剰にまで偏食になってしまう方の多くは原始反射の残存が考えられます。
原始反射のなかでも
恐怖麻痺反射もしくは探索反射が残っていると過剰な偏食になりやすいです。
恐怖麻痺反射とは?
胎児期に生じる様々な刺激(音、光、身体接触など)への防御反応(胎児自身の身を守るため)です。
これは、自我のない胎児には必要不可欠な反応です。
なにしろ胎児は、我々のように意識的に身を守れないのですから。
しかし、胎児期、新生児期に何かしら生命にリスクを負うような出来事(難産、心拍数低下、仮死、保育器に入る経験など)が生じてしまうと、この反射が暴走したままになり、生後もずっと残ってしまうのです。
こうなると、3歳、4歳になっても恐怖麻痺反射が残った状態ですので、常に野生の防衛本能が働いたままになり、本能的な食べ物に対する警戒心が強いままとなってしまいます。
つまり、自分の身に危険が及びそうなものは頑なに食べないので偏食になります。
探索反射とは?
要は、口の反射です。
口の周りに刺激が加わると、刺激の方向に首を向けたり、口を開けたりする反応。
目がはっきり見えない乳児にとっては、母乳を摂るために必要不可欠な反射です。
しかし、この反射も先程と同じく自我が芽生える年齢になっても残っていると、味覚過敏に繋がり偏食に繋がることがあります。
もし、偏食のお子さんに原始反射が残存していた場合は
原始反射を統合することによって、食に対する野性的な過剰防衛反応を減弱することができるので
偏食を改善することが可能です。
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