こんにちは
総合整体FUJIの藤原です。
今日のテーマは原始反射について
以前も同じテーマで書いていますが、今回はまた違う角度から書いていきます。
原始反射とは?
原始反射とは、脳幹によって引き起こされる反射的行動のこと。
例えば↓
この原始反射は意思や思考とは無関係に生じます。
この反射は子宮内にいる胎児の生存・発達だけでなく乳幼児期にも必要不可欠なものです。
しかし、脳が成熟していくにつれ、これらの反射は不必要になります。
原始反射が消失しなければどうなる?
もし、原始反射が生後1年を過ぎても残存していると
それは子供の
社会性
学術性
運動学習
などの発達を阻害することになります。
また、内部環境と外部環境の変化に対する認識力と反応力が低下します。
少しややこしいので、更に説明すると
内部環境とは体内のこと
例えば、食べ物を摂取した際の内臓が適正な反応をとることができなくなり、アレルギーになってしまうなど
外部環境とは気温や光、場所、空間、家庭などの体外のこと
例えば、急な気温の変化に対応できずにイライラしたり、容易に体調を崩してしまいます。
要は、原始反射が残存していると体内環境・体外環境のちょっとした変化によって身体が崩れてしまい
意識的に何かをするということが苦手になってしまうのです。
学習障害
ADHD
自閉症
その他様々な神経発達障害のある子供は
原始反射の残存があることが多いのですが
この原始反射は感覚処理システムと密接に関係しています。
(感覚処理システム:聴覚・味覚・触覚・嗅覚・視覚・前庭・固有感覚などの情報を上手に処理する機能のこと)
もし原始反射が残存していると感覚処理システムに異常が生じてしまいます。
その状態のことを感覚処理障碍というのですが、
少し大きな音が聞こえると(聴覚)、過剰に驚いてしまう
知らない人がいると(視覚)、必要以上に人見知りしてしまう
食事の味付けに(味覚)、過敏になり好き嫌いが多い
などというように色々な感覚を上手に処理できなくなってしまうのです。(→感覚処理障碍)
だから、親や教育者がそういった子供を見ると
なぜこの子は、こんなに色々なことに過敏なんだろう?
と疑問には思うものの、その対処法がわからなかったりして困ってしまいます。
原始反射残存の原因
原始反射が残存していると
胎児・乳幼児期に生じた様々なストレスへの適応が上手くできなくなり
神経系が常に興奮してしまいます。
これは時に背骨のズレ、側弯症などの要因にもなったりもします。
胎内でのトラウマ(臍の緒が首に絡まるなどの窒息、無痛分娩の際にお腹をギュッと押されるなどの物理的圧)
帝王切開
吸引分娩
毒素
麻酔
によるストレスを身体に溜め込んだまま放っておくと
常に神経が異常に興奮したまま成長することとなってしまうのです。
これでは成長に余計なおもりをつけているようなもので、他の子と比べて成長がゆっくりになります。
生まれてすぐの数ヶ月間、仰向けに寝ていた時間が長い
乳幼児期のタミータイム(うつ伏せ寝)が不十分
ずり這いが不十分
転落
重篤な病気
慢性中耳炎
なども原始反射残存の要因になります。
総合整体FUJIでは
といったお子さんの成長を促進する施術から
ロルフィングという
身体の不調を調える施術などを行っております。
外部リンク