双子ちゃんの施術ご依頼

総合整体FUJIの藤原です

 

双子ちゃんの発達に関するご依頼が徐々に増え10件ほど今までにあったので、その中で感じた傾向について書いていきます。

 

まず私が関わらせて頂いた双子ちゃん全ての方々が二卵性双生児であるということ。

 

一卵性双生児のご依頼自体ないので、偏った傾向にはなってしまいますが、あくまでも私の経験上の感想ということでご一読ください。

 

 

研究報告的には、双子の方が単胎より神経発達にトラブルが生じる可能性は高いとされています。これは、双子の方が低体重になりやすい・子宮の中にいる期間が短くなりやすいためであります。

 

普通に考えても、一人より二人でお母さんのお腹の中にいるほうが、栄養や酸素の供給バランスも乱れそうだし、双子で全く同じ分の栄養を受給出来るというのもなかなか難しそうな気がしますよね。

 

推測ですが、一卵性双生児のご依頼がないのは、

一卵性双生児だと、胎盤一つ・羊膜一つパターン、胎盤一つ・羊膜二つパターン、胎盤二つ、羊膜二つパターンの3つの可能性がありますが、

二卵性双生児だと胎盤二つ・羊膜二つパターンのみなので、この胎盤二つ、羊膜二つパターンだと栄養の偏りが出やすいため、肉体的・神経系(原始反射残存)の発達に差がでるのかなと考えています。

 

もちろん、一卵性双生児で問題のある方もいらっしゃると思うので、非常に偏った推測ではありますが、

二卵性双生児で、どちらかお一人は成長が順調だけど、もう一方は何かしら成長が遅いというケースを多いです。

 

原始反射的に言うと、成長の遅い方に恐怖麻痺反射が残っていたり、右脳・左脳どちらかの脳の発達が遅く、バランスが良くなく、運動・情緒・知的面に差が現れやすい状態になっています。

 

この問題に関しては、原始反射統合施術が役に立ちます。

 

また、肉体的にも双子で一回りくらい差があったりする方もいるため、その際は成長ホルモンの活性化を試みることが大事になってきます。

 

これには、脳施術(脳神経核や脳の一部の働きを刺激する)を行うことで、骨格の成長、歯の成長なども促進させれます。

 

基本、最初は原始反射の統合に時間をかけて、その後に脳施術を組み込んでいくことで、施術の効果が増していきます。

 

脳施術でアプローチする部位の例には

 

海馬、眼窩前頭前野、帯状回、下垂体、言語野、運動野、小脳などがあります。

原始反射が残存している期間が長いと、上記の成長やそれぞれの連結・連携が鈍くなりがちですが、そこを脳施術にて改善していきます。

 

海馬・・・記憶、言語発達との関係、空間記憶、記憶と感情との連携、出来事の回想

などを司ります。

ケースで良く観るのが、一度あるシチュエーションで嫌なことが起きたら、二度目が起きそうな際に過剰反応を示したり、誤学習を起こして、他の関係のない出来事でも感情が乱れてしまいます。

 

眼窩前頭前野・・・五感情報が入ってくる部位、攻撃性の制御、人格・倫理道徳観、社会性、他人の気持ちを理解、ここには二次味覚野が存在し最近では美味しさが生まれる場と言われている(要は、食事は味覚だけでなく、五感で味わっているので、五感情報が入ってくる眼窩前頭前野が味わうということに大事)

 

感情をコントロール出来ない、規律が苦手、偏食、学習・応用力の乏しさなどの際に、アプローチしたり致します。

自閉傾向の強いお子さんが、同じ物を延々と食べることが出来るというのは、このエリアの未発達を示しています。通常、同じ物を食べると飽きてくる、美味しくなくなってくるというのは、眼窩前頭前野が適切に働いているということでもあるのです。

 

帯状回・・・感情の形成・処理、学習と記憶を司ります。

フラッシュバック(トラウマ級であれ、ちょっとした嫌なことであれ)が強い方は、このエリアが未成熟、もしくは過剰反応しているので対応すると良い場所。

 

下垂体・・・骨や筋肉など成長を促す部位

骨格の成長がどう考えても平均より遅い、双子なのに体格差がある場合に有用。

 

言語野・・・言わずもがな、言葉の理解、言葉の表出を司る場所

言語発達が遅い、年齢の割に言葉の選択が幼いなどの方は、このエリアが未発達であることが多い

 

運動野・・・身体を動かすための場所、ここが働くことで身体を動かすことが出来る

運動が苦手、不器用と関連

 

 

小脳・・・筋緊張、バランス、運動、言語処理を司る

大脳より小さいが、神経細胞の数は圧倒的に小脳の方が多いため、高度な情報処理が行われており、解明が追いついていない部位

 

 

などなど、様々な脳の部位へのアプローチを行っています。

脳は、各部位が単体で独立して動いているのではなく、非常に複雑な連携を部位間で行われているため、そういった繋がりを促していくことで、脳の成長は促進します。

 

双子に関わらず上記アプローチは行いますが、成長差が比較しやすい双子だと、どの能力が一方と比べて劣っているかが明確にわかりやすいので、原始反射統合施術に加えて脳施術を組み込みやすいです。(※一人っ子の方だとただただ成長がゆっくりなのか?それとも明確な問題があって成長が阻害されているのか?が数回の施術だと見えにくいことがある)

 

双子の場合、とりわけ出産自体にはトラブルが見られなかったというケースでも、成長差が見受けられたり、原始反射残存要因の症状が見受けられることがあります。

前述したように、差がわかりやすので、親御さんとしても違和感には気づきやすいのかもしれません。

 

総合整体FUJIでは

原始反射統合アプローチ

といったお子さんの成長を促進する施術から

ロルフィングという

身体の不調を調える施術などを行っております。

注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です

 

外部リンク

京都嵯峨嵐山にある平成院(子供向け書道教室)