こんにちは
総合整体FUJIの藤原です。
今日のテーマは、FGF21ホルモンと脳について
FGF21ホルモンとは膵臓(絵:pancreas)から産生されるホルモン。
大阪大学の研究によると、このFGF21が脳や脊髄の神経回路を形成する髄鞘の構造を修復する働きがあると判明しました。
髄鞘とは神経の周りを覆っている保護膜のようなものであり、かつ、神経による情報伝達のスピードを上げる役割を持っています。
ここからは私の仮説↓
つまり、膵臓から出るこのホルモンが脳になんらかのダメージがあるかもしれない発達障がいのお子様の成長促進に重要ではないか?
神経伝達速度になんらかの問題があるため、うまく運動が出来ない、うまく言葉を学習できないなどと考えると、FGF21が髄鞘を修復する働きがあることを利用すれば、それにより脳の処理速度を上げることができるかもしれない。
↑仮説終了
髄鞘を修復するためには、オリゴデンドロサイト前駆細胞が増殖する必要があるのですが、同じく大阪大学の研究によると、FGF21がオリゴデンドロサイト前駆細胞の増殖を促進することもわかっている。
オリゴデンドロサイト前駆細胞とは、新生児期の脳内で増殖する必要がある細胞で、脳の成熟と密接に関わっているとされる細胞です。
要は、膵臓から出るFGF21は脳神経を修復する働きがある
FGF21はオリゴデンドロサイト前駆細胞(新生児の脳で重要)の増殖を促進する
ここからは先程の私の仮説検証↓
膵臓へのマニュピレーション(マッサージのようなもの)を行うことで、このFGF21ホルモンの分泌を促し、神経修復、回復を促進できることになるのではないかと考えました。
自らの身体で実験してみたり、脳神経にダメージがあるお子さんへ施術を行うことに。
反応は上々で、同じ施術家で障害のあるお子さんをお持ちの方に指導して毎日行ってもらうと、言語発達の成長が今までより見えたとのご意見も。(もちろん、たまたまそのタイミングで成長したのかもしれませんが、5歳でも発話が少なかった点を考慮すると施術の影響はあったのかもしれない)
といったように、大学レベルの研究でわかったことを自分なりに施術応用して、実際にトライしてみて、新たな可能性が見つかったりするのが脳神経の施術の面白いところであります。
普通に考えたら、脳になんか施術できない!と考えますが、普通の概念を超えてこそ面白いと感じています。
人生には奇跡があるように、脳にも奇跡が起きると思ってるし、信じてるし、確信に近づけようと思ってます。