総合整体FUJIの藤原です。
今日のテーマは
恐怖麻痺反射とモロー反射残存と過敏性
多くの発達に少しお悩みのあるお子さんと関わらせて頂いていると
過剰なまでの人見知り
過剰なまでの怖がり
過剰なまでの落ち着きの無さ
過剰なまでの偏食
過剰なまでの感覚過敏
過剰なまでの緊張しい
過剰なまでの癇癪
の方がいらっしゃいます。
その方々に多く共通するのは
恐怖麻痺反射
もしくは
モロー反射
の残存が強いということです。
それぞれ簡略して説明すると
恐怖麻痺反射とは
胎児が突発的なストレス(大きな音、急な体勢変化、母体の強い精神ストレスなど)
を感じた際に
身体を反射的に守るため固める反応のこと
モロー反射は
(特に生後)頭位の急な変化や大きな音に
驚き、両腕を広げるようにする反応のこと
どちらもストレスに対する
生物的に必要不可欠な防御反応と言い換えることが出来ます。
自我が少ない時期に、これらの反射が無いと、
いざという身の危険の際に、自分を守れないし
親へ自分の身の危険を伝えたりすることも困難となります。
これらの反射は
自我が大きくなると共に、不必要になります。
要は
自分の意志で(意識的に)身を守る反応を学習していくので
2つの反射が無くても大丈夫になるのです。
しかし、稀に
自我が出来てきても
この反射が残ったままになっているお子さん(※大人も)もいらっしゃいます。
私が、関わらせて頂く限り
多くの方は
出産時・妊娠時に何かしらのトラブルがあった方が多い印象です。
へその緒が首に絡まってしまった
心拍が低下
流産・早産のリスク
産後、保育器に(要は何かしらトラブルがあった)
時々、「特に何もありませんでした」とおっしゃられる保護者様もいるのですが
おそらく赤ちゃんの取り上げられ方に問題(無理に引っ張られたなど)があったとか
何か記載事項には載らないことがあったのかと推測しています。
では、これら反射が残ったままだとどうなるのか?
(無意識的に)常に身体が刺激に対して防御反応をしてしまいます。
ちょっとした皮膚刺激
ちょっとした人の変化(知らない人・たくさんの人)
ちょっとした音
ちょっとした環境の変化(場所・季節・クラス)
などに対して
必要以上に身体が危険を感じて防御反応を示してしまいます。
様々な刺激に対して過剰反応してしまうので、先程記載した
過剰なまでの人見知り
過剰なまでの怖がり
過剰なまでの落ち着きの無さ
過剰なまでの偏食
過剰なまでの感覚過敏
過剰なまでの緊張しい
過剰なまでの癇癪
に繋がってしまいます。
保護者の方も、最初は
性格上のものかなと考える方が普通なのですが
お子さんの身体の中では
軽減しにくい無意識の反射ストレス
に加えて
年々、大きくなる社会ストレス
(乳児期は、ほぼ家庭内の刺激→保育園に行くと、他の幼児がたくさんいる→小学校になると、また学習面のストレス、人間関係→中学・高校になると、更に複雑化→社会人)
に対して身体が処理できなくなり
人それぞれではありますが、どこかのタイミングでストレス容量がオーバーしてしまいます。
とりわけ、いじめられたとか大きな問題が無いにも関わらず
学校や時として幼稚園へ行けなくなるタイプの方はこのパターンかなと推測されます。
大人の方でもこのパターンの人は一定数いて
よくインタビューしていくと
人からも自分でも理解できないストレスなので、結構苦労されている方が多い印象です。
要は、
無意識の反射ストレスを軽減させることが大事
なのでそこに対するアプローチを行うことが重要です。
この反射ストレスは気合いと根性(むしろ逆効果?)だけではなかなか軽減できないので
きちんと評価して関わり方をトライアンドエラーで調整していくことが大事と考えています。
専門家の評価と
ホームケア・家族や周りの理解を深めることを主軸にサポートをしてあげることで
寛解していくお子さんは多い印象です。
気づくタイミングが遅くなればなるほど問題が複雑に絡まってきてしまうので
個人的には早ければ早いほど楽に解けていく感じがします。
(※ご家族のサポート体制や理解・柔軟性・家庭環境などにも左右はされる)
総合整体FUJIでは
といったお子さんの成長を促進する施術から
ロルフィングという
身体の不調を調える施術などを行っております。
注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です
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