総合整体FUJIの藤原です。
今日のテーマは
手術しかないの!?移動性精巣と原始反射
移動性精巣(遊走精巣)とは
陰嚢の中に下りていた精巣が鼠経管の方へ上がってしまう状態。→インスタ投稿

わかりやすく言うと
睾丸が上がったまま袋の方へ下りてこないということ。
周囲を触れたり
温度(特に冷たい)
恐怖
笑い
などの刺激が加わると反射的に睾丸が上がり過ぎてしまいます。
刺激により睾丸が少し上がること自体は、異常ではないのですが
刺激に反応し過ぎてしまい
体内にまで入り込んで、外から睾丸が確認出来ない・睾丸が下りていない時間が長いなどの徴候が見られると
手術を勧められることが多いです。
ほったらかしにしていると、
睾丸が体内で温められ過ぎて、機能を失ってしまったり
睾丸に付いている管が捻じれてしまい壊死してしまうことがあります。

移動性精巣ですと診断されたお子さんは
医学的には、まずは様子観察して、自然治癒するのかを見て、難しそうなら手術するという流れになるかと思います。
私は医者ではないので、施術的アプローチで対応を試みます。
その理由について記載していきます。
移動性精巣の要因に
精巣挙筋反射の過剰反応があります。
精巣挙筋反射とは
太ももの内側、睾丸近くを触れると、睾丸が上がる反応
この反射自体は、健常成人男性でも出現しており、なんら問題はないのですが
ちょっとした刺激(衣服・オムツなどの刺激)で反射が反応し過ぎてしまうと問題になってしまいます。
つまり通常は、少し触れられただけ・少し冷たい・少しテンション上がっただけでは
この精巣挙筋反射は出現しないのです。
過剰になってしまうと
常時、精巣挙筋反射がスイッチONの状態になってしまうため
睾丸が袋に下りている期間が少ないという事態になってしまいます。
この反射を適切な状態にアプローチするのが
原始反射統合施術です。
アプローチすることにより、ちょっとした刺激が入っても睾丸が上がらなくなるので、問題がなくなります。
でも、そこまでリスクのない手術なら
手っ取り早く手術すれば良いじゃない!と思う方もいると思います。
確かにその通りかもしれませんが、
根本原因は反射の過剰反応(精巣挙筋反射)なのに
そこを無視して手術で睾丸を
人工的に引き下げるアプローチは人間という全体性を考えると多少暴力的
と私は思えてしまいます。
これは各個人(親御さん)の趣向なので良い悪いではありませんが
なるべく手術以外の身体に優しい方法でアプローチしたいという方は一度お問い合わせください。
あと、今まで多くの移動性精巣のお子さんを見てきましたが
過半数のお子さんが興奮性の高い方でした。
つまり、脳が過剰に動きすぎる方(テンション上がりやすい・怖がり・ちょっとした物音などに過敏などなど)が多いです。
そういった方は、他の原始反射も残存していたりと、精巣の問題以外に落ち着き、癇癪・感情コントロールにも問題があったりするので、結果として原始反射統合施術がお役に立つことが多いです。
総合整体FUJIでは
といったお子さんの成長を促進する施術から
ロルフィングという
身体の不調を調える施術などを行っております。
注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です
外部リンク