総合整体FUJIの藤原です
今日のテーマは
新生活が苦手なお子さん
あと2ヶ月ほどで新生活です。
幼稚園・小学校・中学校・・・
とそれぞれステージは異なりますが
環境が大きく変わるという意味では同じ境遇です。
原始反射が残存しているお子さんの中には
こういった新生活が非常に苦手な方がいらっしゃいます。
具体的には
行き渋り
過剰なまでの人見知り
たくさんの人に動きが固まってしまう
暴言・暴力行為
自宅での行動に異変(偏食・癇癪・甘え・睡眠質低下など)
※自閉傾向がある方は
自傷行為・流し目で物を見る傾向増加・興奮状態なども
といった徴候が見受けられることが多いです。
では、こういった方々に残存している可能性が高い原始反射は何か?
恐怖麻痺反射
モロー反射
腱防御反射
といった反射が残っていることが多いです。
上記反射が残っていると
ちょっとした刺激(環境変化)に対して、脳が過剰に恐れを
感じてしまうため、いつもとは違う様子・徴候が現れてしまいます。
特に、恐怖麻痺反射には
視覚性・聴覚性・触覚性とあるので
視覚的に
いつもと違う人(先生・生徒・イベントで来るサンタ、獅子舞など)・それらがたくさんいることに過剰反応
聴覚的に
たくさんの声、音楽(ピアノ・リコーダーなど)、騒音に対して過剰反応
触覚的に
急に他の子供にぶつかられたりすること、いつもと違う服(制服)に過剰反応してしまいます。
定型発達(問題のない)のお子さんにとっては
普通の感覚刺激としか処理されない情報も
反射が残存しているお子さんにとっては
ストレス刺激として処理されてしまいます。
大人で例えると
毎日平日8時間緊張の強いられる会議をぶっ通してやらされる
(視覚的ストレス)
ずっと嫌いな上司や先輩・姑から怒鳴られる(聴覚的ストレス)
不潔な人と満員電車で接触し続けている(触覚的ストレス)
と同じようなことなんだと思います。
それでも子供・幼児には自己判断力がまだ備わっていないので
半ば無理やりずっとそのストレスに晒されることになるのです。
親御さんは
自分の子供の脳内でこのうようなことが起きている
とは考えもしないので、、、
まだ慣れてないだけかなぁとか
性格的なものなのかなぁと
考える人が多いです。
そのため、とりわけ対策をとることもなく
なんとか頑張らせて通園・通学させてしまっています。
こういった状況で日々のストレス刺激がキャパオーバーしてしまい
自我が明確に芽生える年齢になった時、、、
不登校に繋がってしまいます。
イジメとか外的要因がないにも関わらず
不登校
になってしまうお子さんは、だいたいが原始反射残存しています。
原始反射統合を放置して大人になると
結構辛い経験をされている人が散見するので
早めに対応してあげましょう。
まず簡単に出来る対応は、環境負荷の調整です。
これは当たり前のことなんですが、
意外ときちんと出来ている親御さんが少なかったりします。
例えば、
たくさんの人や音が苦手なら
少人数のクラスや少人数の園で対応可能なのかを考える
それが難しいなら
平日毎日フルで登園・登校するのを控えて、週何日かは間引く
もしくは、一日の時間を減らしたりと調整してあげる
そうすることで
脳がリラックスできる時間を多く作ることが出来ます。
毎日ずっと緊張状態では
土日休みだけで大人も回復出来ないのと同じです。
ましてや、子供はまだ身体の成長が未熟なのですから、尚更です。
少人数の習い事から環境に慣れさせていく
音に対して過敏なら怖がらない音量や音質を探してみて
そこから慣れさせていく
などなど、、、
とにかくストレス刺激になり得る刺激量を減らしてみて、適量(なんとか耐えれる)を探す試行錯誤をしてみましょう。
根本対策は、、、
原始反射の統合を試みることです。
基本的には施術を受けるということになりますので、何度も施術を受けるのに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
でも、施術後にご自宅ケア指導をきちんとさせて頂くのと、
一度私が施術することで崩落したトンネルで例えると少なくとも風穴は開けることが出来るので、
お子さんご自身の成長力により、その風穴をどんどん大きくしていけるケースもあります。
問題を放置してなんとか時間が解決するだろう
という判断はせずに、、、
サプリや薬とかでもなく
もっと根本的な対応を行えると
余計な苦しみを経験するお子さんが減っていくのではないかと考えております。
総合整体FUJIでは
といったお子さんの成長を促進する施術から
ロルフィングという
身体の不調を調える施術などを行っております。
注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です