正しく観る

総合整体FUJIの藤原です。

 

今日のテーマは

 

正しく観る

 

 

発達に何かしらの遅れや問題のあるお子さんの親御さんに結構な割合で共通することがあります。

 

それは何か?

 

情報で頭がいっぱいになり、正しく子供の観察を行えていない。

観れていない。

 

もちろん、色々な情報を学ぶのは悪くないです。

 

無知よりは良いと思います。

 

しかし、度を過ぎるとスマホで例えるなら

 

もう容量はとっくに満タンなのに、情報を取り入れてしまっている状態な方が多くみられます。

 

基本的に情報というのは、

 

これをすると良い

 

これを摂ると良い

 

あれをするとダメ

 

こうした方が良い

 

こうじゃないとダメ

 

あぁじゃないとダメ

 

といったように

 

あるケースで上手くいったという経験的情報を一般化したものであることが多いと思います。

※もちろん、きちんとした研究で何度も検証を重ねた論文からの情報もあるとは思いますが、子育て分野は圧倒的にそういうデータは少ない印象です。

 

つまり、ハイハイをしないお子さんは、発達に問題がある場合が多い(あるケースA)という経験的情報を

 

「ハイハイはたくさんしないとダメ」という一般化した情報に変化します。

 

これはあくまで、一般化された情報なので(誤りではない)、ハイハイの期間が短くても定型発達の方はいらっしゃいます。

 

つまり、いつでも例外はあるし、ご自身のお子さんに適した絶対的な情報ばかりではないということです。

 

一人一人の個別性を見ないと、「ハイハイ期間が短かったからダメだったのか」「別にそうでもないのか」はわかりません。

 

なので、自身のお子さんに適した情報かもわからない情報で保護者の頭が一杯になると

 

子供の一挙手一投足が全て問題のように映ってしまうことがあります。

 

自分が健康な時には何も気にしなかったようなことでも

自分が癌かもしれないと思ったら、ちょっとした不快感・ちょっとした症状が全て癌なのではないか?と感じてしまいそうですよね。

それに近いかと思います。

 

そうすると、ネットで

 

「癌 〇〇〇 」みたいに検索をかけると思います。

 

また一つ、情報の誕生です。

 

でも、問題が解決するわけではないので、不安だけが増える。

 

また他のことも検索する、、、

 

の繰り返し、、、

 

使えるかどうかわからないアプリを大量にダウンロードして

 

容量だけ増えて、動作が遅くなり、一番大切なアプリの作動が出来なくなります。

 

それは

 

観察・観るということ

 

ずっと一緒にいるんだから、言われなくてもやってるよ!

 

と思うかもしれませんが

 

情報で頭がいっぱいの人は、

 

正しく観察することが出来なくなる傾向にあると感じています。

 

子供が少し前より出来るようになったことも、子供の成長に対する不安やそれを煽るような情報の方が膨大すぎて、出来ないことのほうに目が行ってしまう。

 

その出来ないことへの対策になりそうな新情報を探すことに躍起になり、出来るようになったことの観察が荒くなってしまいます。

 

頭の中が情報でいっぱいになり、腹の底から子育てを楽しめない状態が続いているなら

 

問題点をシンプルにして

 

その問題点へのアプローチもシンプルにし

 

数カ月アホになってそれを続けて、ただただ観察を楽しむ

 

そのくらいの方が肩の力が抜けて良い塩梅になるなぁと感じます。

 

親スマホの容量に余裕があってこそ、子供の成長が促されると思います。

 

そのために一度、情報の断捨離をして冷静に客観的に評価してみるのも良いと思います。

 

そうすると「見る」じゃなくて「観る」の感じがわかってくるかもしれません。

 

目で見るだけじゃなくて、雰囲気だったり、第六感的な見るも含めて「観る」

 

 

少し東洋的な考えになりますが

考え事や情報や不安で頭がいっぱいになると、「氣」が頭に昇ったままになります。

 

そうすると肚(ハラ)・丹田に氣が不足します。

肚に氣が不足していると、直感的・感覚的・雰囲気的な行動なり判断が鈍ります。

頭だけで判断するから見誤るのですね。

 

肝っ玉母さんってなんとなくみんな同じイメージを共有できると思いますが、肚に氣が満ちています

 

友達のお母さんが肝っ玉母さん典型なのですが、「子育てなんか、周りに任せっぱなしやったわぁ!ガハハー!」と笑っていたことが印象に残っていますが、もちろんその友達は立派に育っております。笑

 

任せっぱなしは極端な例かもしれませんが、親の氣が肚に落ちていると、それと同調して子供も同じくその背中を見て育っていくものだと思います。

 

人類史を見ても、これだけ情報がいっぱいな時代は無いのは確実で

でも、過去の情報がほとんどない時代(あっても周り近所や祖父母から)で子供が育たなかったことはないのは、昔の人の方が肝が据わっていたからなのかもしれません。

 

情報量と子供の成長が比例するなら、誰もが大谷翔平だし、誰もがイーロンマスクでしょう。

 

自分自身が消化できる・スマホの容量に見合った情報を咀嚼して、子供の観察に余裕が持てる範囲でアプリ(情報)を使いこなすことが大事と思います。

 

正しく観て、正しく関わる

 

その答えとか程度は、他と比べるものではなくて、Googleに教えてもらうものでもなくて、各家庭で試行錯誤して最適解をその都度出していくものじゃないかなと。

 

 

総合整体FUJIでは

原始反射統合アプローチ

といったお子さんの成長を促進する施術から

ロルフィングという

身体の不調を調える施術などを行っております。

注※原始反射統合施術とロルフィングは全くの別物です

 

外部リンク

京都嵯峨嵐山にある平成院(子供向け書道教室)