自閉症児への原始反射統合施術の有効性について

こんにちは。総合整体FUJIの藤原です。

今日のテーマは、

自閉症傾向のあるお子さんへの原始反射統合施術の定期的なアプローチの有効性について

目次

  • 自閉症とは?
  • 原始反射とは?
  • 自閉症チェック項目

 

 

 

自閉症とは

社会的なコミュニケーションや

人とのやり取りが上手く出来ない

興味や活動が著しく偏り

他の同じ月齢の子供と比べて明らかに成長が遅いお子さんのこと。

 

50人に1人はこの状態に当てはまるとも言われており

男児に多い。

 

また、自閉症のお子さんの多くは

原始反射の残存している数が多残存の程度も激しいことが多いです。

 

原始反射がたくさん残存してしまう要因としては

遺伝性に加え

胎児期に受けたストレス(心拍異常・母体のトラブル・無呼吸状態で出産など)

により生じていることが多い印象です。

 

しかし、この原始反射を抑制する原始反射統合施術を行うと

当初停滞していた発達年齢(だいたい実年齢マイナス2~3歳が多い)が成長していくケースが多いです。

 

通常の発達障害グレーのお子さんとは違い長期的に関わる必要はありますが、確実に脳の成長を促進させることは出来ます。

 

では、原始反射とは何か?

胎児期・乳幼児期に必要な反射行動のこと

例えば、バブキン反射という

親指や手のひらに感覚刺激が入ると、口が開く、動く反応

母乳を飲むために、手を使い、母親につかまる

→反射的に口が動く→ミルクが飲める

というように、生存のために必要不可欠な反応。

バブキン反射があるから、誰にも教えてもらうことなく

母乳が飲めると言っても過言ではないのです。

しかし、この反射も一定の月齢が過ぎれば必要無くなります。

なぜか?

自我が芽生えたら、筋肉を自由自在に動かせるようになるため

反射に頼る必要がないからです。

しかし!!

様々な理由によって、原始反射が一定の月齢を超えても残ったままになってしまうお子さんがいます。

そうなると

自我では自分で自由に手や口を動かしたい

無意識下(反射)でも一定の感覚刺激の入力により、手足が勝手に動く

という2つのスイッチ(意識と無意識)が同時にONになってしまうのです。

そのため、脳は混乱状態に陥ります。

ゆえに、脳の成長が遅れてしまうことになるのです。

 

自閉症のお子さんは

この反射の残っている数が非常に多い

もしくは

残り方の症状が強い

場合があります。

脳の成長にとっては、ブレーキになるわけです。

このブレーキを外すのが、原始反射統合施術となります。

 

以下は、

自閉症のお子さんチェック項目となります。

6個以上該当しているとほぼ確実に自閉症の診断を受けると思われ、かつ原始反射の残存も疑われます。

1:同じ月齢のお子さんと比べて言語発達は遅れていますか?

2:こちらの問いかけに対して、見当違いの答えをする

3:お子さんの名前を呼んでも、反応しない

4:目線を合わさない

5:他の子供と遊ぼうとしない

6:人の感情を理解するのが難しい

7:ちょっとした課題や困難があると、動揺・混乱してしまう

8:ある行動に固執しやすい、同じ行動を繰り返す

9:手を叩いたり、つま先立ち、物(本・おもちゃなど)を執拗以上に整列させたがる

10:嗅覚・味覚・触覚に過敏

11:社交性がない

12:触れられること・身体接触を避ける

13:危険なことへの認識が低い(道路で急に飛び出すなど)

 

いかがでしたでしょうか?

項目に当てはまる数が多い場合は、一度お問い合わせ下さい。

 

原始反射統合アプローチは、反射のトラブルを解消するための施術です。

残存している反射を抑制したり、発現していない反射を誘発したりします。それにより脳の発育を整えていくのです。

原始反射の残存が多い場合は療育的な関わりよりも原始反射統合施術のほうが早く改善が見込めます。

まとめ

  • 自閉症とは、社会的なコミュニケーションや執拗な拘り・言語など成長の遅さが特徴
  • 自閉症だと、原始反射が残存している可能性高い
  • 原始反射とは、胎児・乳幼児期に見られる反応
  • 原始反射が一定時期を超えて残ると、脳の成長を阻害
  • 原始反射統合アプローチは自閉症のお子さんにも有用

 

総合整体FUJIでは

原始反射統合アプローチ

ビジョン知育

といったお子さんの成長を促進する施術から

ロルフィングという

身体の不調を調える施術などを行っております。

 

インスタグラムにも、様々な反射の説明が載っています。