今日のテーマは、
陣痛促進剤と原始反射残存の関係性
発達にお悩みのあるお子さんへの施術を行わせて頂くなかで、必ず問診で聞くことがあります。
それは陣痛促進剤の使用です。
そもそも陣痛促進剤は
予定日を大幅に過ぎてしまったり
陣痛が弱かったりする際に用いられます。
長期間、胎児が母体の中にいると胎盤の機能が低下して胎児に酸素・栄養が行き届きにくくなり
胎児仮死のリスクが上がるためです。
結果的には
胎児の命を救うために用いられているのですが
それが
子供の脳の発育(特に原始反射の統合)を阻む可能性がある
と私は考えています。
私のところへ施術に来る多くのお子さんがこのケースに当てはまることが多いということも、そう考える理由の一つです。
現に、私が施している原始反射統合施術のベースとなっている概念を考案したフランス人医師も同じように
陣痛促進剤の使用は原始反射残存と関連が高いと述べています。
陣痛促進剤はそもそも
人工オキシトシン
もしくは
人工プロスタグランジンというホルモン剤により
子宮を柔らかくしたり
子宮の収縮を強くしたりと母体に影響を与えるために用いていますが
結局のところ、へその緒を通って
胎児にもその作用は現れます。
へその緒を通ったホルモン剤は、
胎児の心臓を経て
当然、脳に流れます。
おそらく、その投与された量が多ければ多いほど
赤ちゃんの脳に何かしらの問題が生じてしまうのだと推測しています。
なので、実はそういったケースのお子さんには原始反射統合施術に加えて
ホルモン剤に対するトラウマワークも行っています。
そうすることによって、原始反射の統合施術の効果も促進するし
施術後に指導している保護者さんへのペアレンタルケアもより効果的になります。
様々なトラウマによって、原始反射の残存は生じてしまいますが
陣痛促進剤の投与による脳へのダメージもトラウマと化してしまいます。
こう言うと、陣痛促進剤イコール悪!みたいに感じてしまいますが
逆に言えば、これを使わないと赤ちゃんの命が絶たれていた可能性もあるので、一概に悪とは私は断言しません。
そういった薬無しで産める身体を日頃から作ることは大事だと思いますが、薬を使わざるを得なくなるのは致し方ない。
要は、良い面の影響(命を救う)が大きいと、その代償を必ず支払う必要があるということ。
ある意味、自然の摂理だと思います。
でも、きちんとホルモン剤に対するトラウマの対処
原始反射の統合を試みれば、平均より統合が遅くなってもきちんとお子さんの成長を促進することは可能です。
心当たりある方は、一度は施術を受けてみて下さい。
素人判断でなんとかしようとすると
お子さんが物心がついた以降に原始反射残存の影響による生きにくさを感じて
二次障害
となって、
解決が困難になりがちです。
そういった二次障害にもうなってるお子さんも少なくありません。
理想はまだ本人が気づいていないような乳幼児期にアプローチするのが一番ラクですが、気づいた時が一番のタイミング。
医療の発達に伴う代償の理解と、その代償を如何にして対応するかの知恵の両立が大事だと思います。
お子さんの発達でお悩みの親御さんは一度お問い合わせ下さい。
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